インドを旅しよう!インド旅行の豆知識
○広大な国土と世界第2位の人口をもつインド。州境を越えるとまったく違う言語が話され、それぞれの文化芸術があるため、一言で「インドとは」と語ることのできないほど地理的にも文化的にも非常に多様性に富んだ国です。長い激動の歴史の中で様々な宗教を生み出し、多くの文化遺産、自然遺産が残されてきました。過去の栄華を偲ばせる数々の歴史遺産、今もなお伝統を守り独特の習慣を受け継ぐ人々。
インドで最も多くの旅行者が訪れるタージ・マハル、釈迦が覚りを得てブッダ(覚った人)となった仏教の聖地ブッダガヤのマハーボディ寺院など、見逃せない観光地が数多くあります。活気あるバザールやマーケットもインドの特色です。ショッピングではインドでしか手に入らないものを見たり買ったりすることも楽しみのひとつです。
○インド料理は、カレーだけでなく豆のスープやビリヤーニ(とり肉・野菜・スパイスなどを使った炊き込みご飯)、アールーパラタ【チャパティ(薄焼きパン)のなかにジャガイモを入れてギー(精製バター)で焼いたもの】など多様。どれもスパイスが効いているのが特徴です。
○ホテルのレストランには、中華料理もあります。
○ホテルでの朝食は、トースト・卵・ジュースなどの洋食(コンチネンタル・ブレックファスト)もあります。
○屋台のサモサ(ジャガイモのスナック)などもおいしいですが、古い油が使われていることがあるのでお腹をこわしやすい方は注意が必要。
○チャイ(ミルクティー)は最も一般的な飲み物で、チャイ屋はどこでもあります。
○屋台のフレッシュジュースもおいしいですが、生水や氷を使うことがあるので注意が必要。
○ご心配な方は、胃腸が弱ったときのために、ふりかけやレトルトの味噌汁・お粥などをご持参ください。
○ホテルの給湯設備はいくつかの部屋でひとつのタンクを共有しているタンク式のものが多く、湯温がぬるかったり、一斉に使うと出にくくなることがあります。これは、給湯設備が沸かしたお湯をタンクに一定量溜め、少なくなればまた沸かして継ぎ足す、といった仕組みになっているためです。多くのお部屋で一斉にお湯を使うとタンクの貯えが無くなってお湯が出にくくなってしまいます。そのような場合には、少し時間をおいてからお使いになると良いでしょう。それでもお湯が出ない場合には、フロントまたはガイドまでお申し出ください。
○部屋はベッドルームと浴室(トイレ・シャワー同室)のタイプが一般的です。浴室にはバスタブのないことが多いです。
○ドライヤーは各部屋についていないことが多いです。
○ホテルによって設備は異なります。
○日差しよけ・冷房対策のために、薄手の長そでを用意することをお勧めします。
○飛行機・車内やホテルではクーラーが効き過ぎる場合もございますので、上着を1~2枚用意することをお勧め致します。
○大都市のホテルでも、正装の必要はございません。
○ノースリーブ、ミニスカート、ショートパンツなど肌の露出が過度な服装での寺院見学は宗教上好ましくないので避けた方が良いでしょう。
○原則的には、できるだけ軽快で行動しやすい服装をお勧めいたします。靴も履き慣れたものがよく、特に女性は中ヒール以下がよいでしょう。
○シャツ類は、旅行中簡単に洗濯が出来、アイロンも不要なナイロンやテトロン製が最適です。洗濯セット(洗剤・ロープ等)をご持参になると便利です。
○ホテルには寝間着やスリッパはありませんので、是非ご用意下さい。
○洋服や携行品をできるだけ少なくして、「身軽に旅行する」ことがコツです。各地を移動する時も荷物が少ない方が、整理や準備に手間取りません。
○旅行鞄はスーツケースと機内持ち込み用のバッグ(ショルダーバッグ等)を各1個用意するとよいでしょう。
○スーツケース(トランク・鞄)は余裕のある大きめのものをお選び下さい。また、軽くて丈夫、特に留め金のしっかりしたもので、キャスター付きが持ち運びに便利です。運搬中に万一開いて中身が飛び出さないようにベルト等でしばっておくと安心です。
○帰国時にはお土産で荷物が増えるのが普通です。出発時にはぎっしり詰めないようにして下さい。
○バッグ(機内持ち込み荷物)は柔らかく、身体になじむものがよいでしょう。ガイドブックや地図、化粧品、洗面具等機内ですぐ必要なものを入れておきます。
○あると便利なもの
・小型の懐中電灯(スイッチを切ると室内の電気がすべて消えてしまう部屋もある。また時として停電になることがある。)
・パスポート入れ(パスポート・お金等貴重品は、いつも身につけていること。首かけ式・腹巻式など、服の中にしまえて、外から見えないものが良い。)
・帽子(日差し除け、埃除け)
・トイレットペーパー、ティッシュペーパー
○ほとんどの地域で英語が通じます。難しい言い回しや単語は必要なく、中学英語程度で充分です。「名詞+please」「Please+動詞」「when」「where」「what」「how much」など短いフレーズのほうが確実に通じます。
○ヒンディー語が全くわからなくても、旅をすることは可能ですが、あいさつ程度のヒンディー語を覚えておくと、インドの人々も心を開いて接してくれます。インドの人々とのふれあいをより一層深めたい方は、事前にヒンディー語の本などで覚えておくとよいでしょう。
○インドルピー(パイサ)は日本での入手はできないため、現地での両替が必要。
○ホテルでの両替がおすすめ。両替証明書は再両替する時のため保管要。
○ルピーからUSドルへの際両替は可能。ルピーから日本への再両替はできない場合もあるので、こまめに両替をしてなるべく使い切ることがおすすめします。
○商店やホテル、レストランでは基本的にルピーでの支払い。土産物屋などは、USドル利用可能なところもある。小額のUSドル紙幣(1ドル札)が便利。
○支払いをしてお釣りをもらう際には、お札の周囲が破れていないか必ず確認してください(支払い時に破れた紙幣を出すと受け取ってもらえないことがあるため)。
○マーケットや露店などでは、値段交渉をして購入するのが基本となりますが、観光客には高い値段で言われる場合があります。購入する商品の価値はあくまでもご自身で判断ください。
○サリーやパンジャビードレス(インド女性の民族衣装)はオーダーメードで作ることが出来ます。但し出来上がりまでに時間が必要ですので、ご希望の方はガイドまでご確認ください。
○アグラでは絨毯や大理石製品などがあります。
○その他、アッサムやダージリン、カシミール産の紅茶やスパイス(香辛料)などもあります。
○現在、国境付近などの一部を除いてインドの治安は安定しており、昼間の観光であれば、通常問題ありません。但し、ちょっと気を許した隙に、スリや置き引きなどの被害に遭うことがありますので、パスポートや貴重品、カメラなどには、常に注意する必要があります。特にツアー中の自由行動中は十分にお気をつけください。
○日没後、夜間の外出や一人歩きは基本的には男性でもお控えください。
○ホテルの部屋でも、外に出る際は荷物の鍵をきちんとしめ、貴重品も置いたままにしないなど、くれぐれも注意が必要です。
○ホテルのレストランで朝食を召し上がっている間も貴重品を椅子に置いたまま、席を離れることないようご注意ください。
○インドはチップの習慣があります。ホテルで物を運んでもらったとき、ホテルから出発する時や、チャーターした車やバスのドライバーには、チップを渡すのがスマートです。
○観光施設等の公衆トイレではチップが必要なところもあります。(係の人がいます)
○デリーなど大きな都市の病院では、日本と変わらない医療体制が整っています。地方でも病院はありますので、軽度の病状の場合は十分対応できます。地方の病院で対応できないほどの高度な技術を要する緊急手術の場合は、デリーなどの都市に搬送して行うこととなります。
○予防接種は各自の判断にお任せしますが、専門医へのご相談をお勧めします。
○万が一の為に、海外保険に各自加入されることをお勧めします。
海外旅行に行かれた人の半数以上が旅行先へ到着後5日以内に下痢をすると言われています。渡航先によりその原因は様々ですが、旅行の準備などの疲労による体調の低下、旅行中の不安、緊張、ストレスなどからくる精神的な胃腸障害、現地の飲食物の違いによる一過性の胃腸障害、ウイルスや細菌あるいは寄生虫などによる病的なもの等が挙げられます。
現地での快適な生活のため、是非ご自身にて下記を心掛け、体調管理に気を付けて下さい。
旅行中、発熱や下痢の症状があった方は必ず帰国時に検疫を受けて下さい。
1)睡眠を十分にとり、体調を整えること
2)安全な食べ物と飲料水をとること
3)生の野菜、魚介類、牛乳、アイスクリーム、ヨーグルト、乳製品には注意すること
4)水は一分以上沸騰させたものか、ボトルに入ったミネラルウォーターを飲むこと
5)氷は避けること
6)変質油に注意すること
インドの料理は日本人にとっては香辛料(スパイス)がきつく、胃を壊しやすいので、食事は“腹7分目”を心掛けましょう。
○インドの水道水・生水は、衛生上、絶対に飲めません。飲料水としてはミネラルウォーター又は湯冷ましをお飲みください。
○歯磨きの際も水道水ではなくミネラルウォーターの方が望ましい。
○ホテルやレストラン、町中の売店でも、安全なペットボトル入りの水が購入可能です。ミネラルウォーターの値段は、ホテルでは50~70ルピー、町では10~20ルピーです。(尚、インドで売られているミネラルウォーターはほとんどが1リットル以上のペットボトル入りです。)
○他に飲み物としては、コーラや「リムカ」というレモン味の炭酸飲料、ジュースなど各種ソフトドリンク類もあります。
○インド国産ビール(「キングフィッシャー」など/瓶入り:約120~200ルピー)もホテルやレストランンでご購入いただけます。
○インドの国民的ミルクティー「チャイ」はどこでも飲めます。
○観光名所では、カメラやビデオの持ち込み料・撮影料を支払う必要があることもあります。また料金を払ってカメラ・ビデオを持ち込んでも、博物館内や石窟内では撮影禁止の所もあり、建物などの外観のみしか撮れないこともあります。予めご了承ください。
○インド国内の空港内及び機内の写真撮影は禁止されております。
通常の海外旅行での準備品をリストアップいたしておりますので、ご参考の上各自ご用意下さいませ。
*インドはビザが必要です。また、パスポートの残存有効期間が6カ月以上必要となりますのでご確認ください。
①手荷物に入れておくもの
□ 航空券(Eチケット控) | □ 旅券(パスポート)*ビザ記載 | □ トラベラーズチェック |
□ 筆記用具(ボールペン、メモ等) | □ クレジットカード | □ 名刺 |
□ カメラ、バッテリー、充電器、メモリー | □ 日本円 | □ 電卓 |
□ パスポートのコピー | □ 外貨(現金) | □ 海外旅行傷害保険証書 |
□ パスポート用予備の写真 |
②服装
□ 薄手の上着 | 2~3着 | *朝晩の冷え込み・冷房に対する防寒用、日差し対策用 |
□ 替えズボン | 2~3本 | *数量は滞在日数に合わせて調節してください。 |
□ シャツ、Tシャツ | 4~5枚 | 〃 |
□ 寝間着 | 1着 | *ホテルには用意がありません |
□ 下着 | 5~6組 | |
□ 靴下 | 5~6組 | *手軽に洗え、乾きの早いもの |
□ 靴 | 1足 | *脱いだり履いたりしやすい靴。(寺院や城の一部は、靴を脱いで観光となります。) |
③身の回り品
□ 洗面用具 | □ 傷薬、絆創膏 | □ 洗濯セット(洗剤・ロープ等) |
□ 歯ブラシ・歯磨き粉 | □ 目薬 | □ 爪切り、耳掻き |
□ 化粧品 | □ ビタミン剤 | □ 缶切り、栓抜き |
□ 電池式髭剃り | □ 雨具(折りたたみ傘) | □ 予備眼鏡 |
□ ハンカチ | □ 風呂敷、ビニール袋 | □ リップクリーム |
□ ティッシュボックス | □ 目覚まし時計 | □ 虫除けスプレー、かゆみ止め |
□ スリッパ(またはサンダル) | □ トイレットペーパー | □ 除菌用ウェットシート(ティッシュ) |
□ 石鹸・シャンプー・リンス | *ホテルの備え付けもありますが、大概はインド製で日本人には合わない場合もあります。ご心配な方は使い慣れたものをお持ちください。 | |
□ マスクやスカーフ | *埃っぽいときの埃よけに便利です。 | |
□ 帽子、サングラス、日焼け止め | *紫外線対策用(冬でも日差しが強いです。) | |
□ 常備薬 | *普段飲み慣れた風邪薬・頭痛薬・胃腸薬(下痢止め、整腸剤)、抗生物質等 |
④その他
□ ガイドブック、地図 | □ 荷造り用品 | □ 旅行中に読む本 |
□ 辞書、会話集 | □ 折りたたみバッグ | □ 蚊取り線香 |
□ ポカリスエット(パウダー) | □ お茶 | |
□ 栄養補助食品 | *カロリーメイト、健康ドリンク等、消化の良いもの | |
□ 日本食の嗜好品 | *梅干し、海苔等 |