現代教育研究会での講演in 佛教大学

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IMG_1186日時 6月30日(土)14時~17時

会場  京都市 佛教大学

 

日印の教育の交流について講演を行いました。

山本理事長(日印教育支援センター)は、最下層の子どもたちの教育から受けた衝撃や、日本がインドから学ばなければならないものがたくさんあることを話しました。

インドの支援学校では、いじめも不登校もなく、上級生が下級生を大切にする姿がいたるところでみられます。そして高い学力があります。

最下層の子どもたちの熱心な学び、目標を持った生き方、愛ある生き方は、今の日本の教育が学ばなければならない大切なものです。

日本人のインドに対するイメージは、「世界の頭脳」「貧しさ」といった偏見がありますが、一方ではなく、全体を見ることが大切です。

人の心に国境はありません。地球人として動く、これが日印教育支援センターの姿勢です。
国や社会を変えるのは教育の力です。「教育は社会を変える」をモットーに活動しています。(講演内容要約)

次に、インド無料教育校(カトロワ校・ギャンカップ校)  ダルメンダル クマール ヤダブ理事長が、インドの教育の現状と展望について話しました。

・インド人の日本に対する見方……尊敬と信頼
・インドの教育の多面性と問題 ……貧困 女性差別 公立校・私立校・NPOの学校の違い
・ビハール州ガヤの問題 …… もっとも識字率の低い州
・私の生い立ちと 学校設立にかけた思い
・展望 …… CBSE(国認可の高校)、カレッジを設置 高い学力を身につける

参加者 近畿の教育関係者(大学 高校 教育行政等) 15名

 講演では、大変関心を持ってもらい、制限時間を越えての研究討議が行われました。
 特にインドの課題、運営の大変さ、それへの支援について意見をいただきました。
 また、今後、継続した講演依頼もあり、さらに活動の輪を広げる機会をいただきました。