インド北部のトラベルガイド

インド北部詳細地図

インド北部

州名 都市名
デリー デリー
ハリヤナ  
ウッタルプラデシュ ワーラーナシー | ラクナウ | アラハバード
ビハール ガヤー | ラジギール | ナーランダ | パトナ
ウッタラカンド コーベット
ジャルカンド  
ジャンムー・カシュミール カシミール
ヒマーチャル・プラデシュ シムラー

デリー

デリーは北インドの探索をスタートするのにもってこいの場所です。トーマラ王、アナングパルによってデリーに最初の都市が作られました。この地を支配した数々のイスラム王朝、キルジス(Khiljis)、トゥラクス(Tughlaqs)、シャッデス(Sayyeds)、ロディス(Lodhis)などによって、いろいろな芸術スタイルの街が作られました。有名なムガル王朝のシャージャハーン王は、デリーを王朝の首都にして、豪華絢爛に発展させました。
デリーはインドの首都でありながらも、建築・建造物は過去の7つの都市の面影を残し、デリーの現在の姿と過去の姿を同時に楽しむことができます。

見どころ

クトゥブ・ミナール(Qutub Minar):【世界遺産】“奴隷王朝”を開いたアイバク王が1199年に勝利を記念して建築しました。背が高く、壮麗にそびえたつ塔です。
レッド・フォート(Red Fort)とジャマー・マスジド(Jama Masjid):縞模様の丸屋根と高い尖塔をもつ建築物です。
フマユーン廟(Humayun’s Tomb):【世界遺産】
ジャンタル・マンタル(Jantar Mantar):天文台
プラナ・キラ(Purana Qila):「古い城」という意味の城砦
大統領官邸ラシュトラパティ・バワン(Rashtrapati Bhavan):ライシーナ・ヒルに在り、政府庁舎と円形の国会議事堂に囲まれています。
デリーはショッピングにもってこいの場所でもあります。活気に満ちたにぎやかなバザーと、インドで一番とされる美味しいインド料理を楽しむことができます。

ワーラーナシー(Varanasi)

ワーラーナシーはインドで最も古く、また最も神聖とされる都市です。川を前にしても夜明けに見える光景は見るものの心を揺さぶるでしょう。シルクとコットン製織物の中心地としても有名です。ガンジス川を渡る船からは、川辺で行われる宗教儀式を見ることが出来ます。

見どころ

ガート(Ghats):ガンジス川に入り、沐浴や洗濯をするための神聖な階段です。
バーラト・マータ寺院(Bharat Mata Temple):「母なるインド」という意味の寺院で、特徴的で、国民のためのものです。神の彫像を除いて、大理石で作られたインドの優れた地図が収容されています。
ヴィシュウェシュワラ・テンプル(Yishweshwara Temple):ヒンドュー教の最高神であるシヴァ神を祭っています。
バナーラス・ヒンドゥー大学(Benares Hindu University):インドの芸術、文化、音楽を学ぶことができる、教育の中心です。
サールナート(Sarnath):全ての仏教徒にとってとても大切な巡礼地です。ワーラーナシーから10km、サールナートの鹿野苑は、ブッダが初めて説法を説いた地とされます。この地において、ブッダは初めて仏教の教義(法輪)を伝えたとされます。

ラクナウ(Lucknow)

ラクナウは魅力的な街です。素朴で優雅、魅力、ユニークな文化、それらが合わさりたまらない魅力をもっています。このような魅力は、ムガル帝国の出現とともに始まったアワドの王国の文明の大発展の時代から受継がれてきたものです。

見どころ

バラー・イマームバラ(Bara Imambara)
ルーミー門(Rumi Darwaza)
チョーター・イマームバラ(Chota Imambara)
ジャマー・マスジッド(Jama Masjid):大きなモスク
ラ・マルティニエール(La Martinere):ラクナウの最初のヨーロッパスタイルの建物
州博物館:クプタ朝とクシャーナ朝のコレクションがあります。

アラハバード(Allahabad)

アラハバードは、ガンジス川とヤムナー川の合流地点にあります。アラハバードはインドで最も古い都市の一つであり、巡礼地として最も重要な場所の1つです。神話では、ブラフマーが行ったヤグナ(プラクリスタヤグナ)までさかのぼります。ブラフマーはヒンドゥー教の3神の創造神で、古代の名前をプラヤグといいます。
アラハバードでは12年ごとにクンブ・メーラが行われます。世界中から人々と賢者が川の合流地点に集まり、沐浴をします。

ガヤー(gaya)

ブッダガヤは仏教徒にとってとても重要な、ブッダ様が悟りを開いた場所です。マハーボーディ寺院にはブッダ様がその下に座った菩提樹の場所が印されて、その若木が生えています。この地には多様な国の仏教コミュニティの僧院があり、それぞれ独自の建築方式をとっているものもあります。

ラジギール(Rajgir)

暖かな泉があるラジギールは重要な巡礼地です。ブッダはこの地で12年を過ごし、ジャイナ教のティールタンカラ・マハーヴィールもまたこの地で過ごし、マハーバーラタについて語っています。この地の丘には仏教の塔やジャイナ教の聖堂があります。

ナーランダ(Nalanda)

ナーランダは約700年の間、仏教知識の中心でした。この地の大学にはかつて1万人もの学僧・学生が住んでいました。東には僧院が並び、西には寺院が列をなしています。美術館では、この土地の骨董品が収集されています。

パトナ(Patna)

パトナはビハール州の首都で、25世紀前のアショカ王の首都パトリプトゥラでした。この町は聖なるガンジス川にそって8マイル伸びています。見どころは市博物館です。金属と石の彫刻(紀元前3世紀)やテラコッタ製の彫像やビハールの地から発見された考古学的遺産が展示されています。パトナは文化が面白くミックスされた、インドの発展の中心地です。

コーベット(Corbett)

コーベット国立公園は、一番古い部分はガルワールにあり、他の部分はウッタルプラデーシュ州のクマオン地区にあります。ラムガンガ川の岸に沿って拡張されていきました。この公園は北インドの大型の哺乳類が沢山生息しています。この公園はトラの生息地として有名で、1936年に知事のマルコム・ヘイリー卿によって設立され、ヘイリー国立公園と名づけられました。独立後は、ラムガンガ国立公園として知られるようになりました。最終的には、この地区で人生の大部分をすごした著名な博物学者ジム・コーベットから、コーベット国立公園と改名されました。動物好きと冒険に来た旅行者に絶好の場所です。

カシミール(Kashmir)

カシミールで時を過ごした偉大な作家や詩人はみな、この地を「地上のパラダイス」と呼ばれます。川、湖、丘から流れるせせらぎ、その水に映る山、カシミールは楽園と呼ばれるに値する場所です。
カシミールの首都あるスリナガルは、王冠の中央の宝石のように美しい場所です。また、更なるたびへの出発点です

シムラー(Shimla)

シムラーは古くは英国領インドの夏の首都でした。現在のシムラーはヒマチャールプラデシュの首都です。シムラーは素晴しい場所にあり、空路でも来ることができますが、ヒマラヤ山脈の素敵な田舎道を車で通ってくることがベストでしょう。その道にそってお店が立ち並び巨大な商店街になっていて、地元の名産品を買えます。